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【トイレットペーパー 歴史】:吉田茂首相の特大の「トイレットペーパー」

「特大のトイレットペーパー」と米紙が評した巻紙を手に…

「特大のトイレットペーパー」と米紙が評した巻紙を手に吉田茂首相が講和条約の受諾演説をしたのは60年前のきのう、米サンフランシスコのオペラハウスでだ。巻紙が不細工なのは、米側の求めに応じ日本語での演説が急に決まったためだった

吉田首相ら超党派の6人が条約に署名したのは翌日の昼だ。続いて夕刻にはプレシディオ陸軍基地で吉田首相だけが米軍駐留継続を認める日米安保条約に署名した。「安保は不人気だ。おれ一人署名する」。彼の言葉という

人を食った言動で知られた吉田もこの時ばかりは歴史的責任の重みに常にない緊張を見せた。日露の講和で国民に非難された小村寿太郎を知る吉田には、帰国した際の歓迎の人波が意外で、落涙する。「すまないなあ」とつぶやいた一言も娘の麻生和子が聞いている


それから60年という歳月が流れた。この間、日米安保・平和憲法・自衛隊の三位一体の外交安保路線は、経済優先と軽武装を旨とする「吉田ドクトリン」とも呼ばれ戦後日本の経済的繁栄の基盤となった。そして冷戦後20年を超えた今もその枠組みは継承されている


いうまでもなく中国はじめ新興国の急速な力の台頭によって大きく姿を変えていく今日の国際環境だ。なのに外交空白などといわれる有り様がまかり通るのは、はてさて過去の外交安保路線の恩恵なのか、負の遺産なのか。国内政治の力学からしか外交や安保を考えられなくなったら、それはむしろ戦前に近い


東アジアと世界の現実を見つめ、平和と繁栄のために何をなすべきか。その歴史的責任の重みにおののく指導者が一人ぐらいいなくては情けない。

毎日新聞 2011年9月8日 東京朝刊

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